初めてパニック発作になった日のこと

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Photo by Marc-Olivier Jodoin on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

さて、今日はパニック発作の症状について書こうと思う。

 

ずっと暗い話でごめんなさい。

でも、こんな風に書けるようになったってことは、少しはマシになったんだと思う。

 

いつか、

パワハラで会社を辞めた時は、なにもかも失ったと思ったのに、人って変われるんだね~」

って思いたくて書いてる。

 

だから、不安にならずに読んでもらえたら嬉しい。

 

 

昨年1月、初めてパニック発作が起きた日。

自分が会社を辞める夢を見た。

目が覚めた途端、なぜか「会社を辞めたら自分は死んでしまう」って思った。

 

息ができなくなって、パジャマのまま自宅マンションのベランダへ飛び出した。

空気がほしくて。

 

家族は誰も家にいなかった。

 

自分の場合は毎回、正気を失いそうになる。

この世界じゃないどこかへ行ってしまうような、死んでしまいそうな恐怖感。

世界に1人っきりみたいな孤独感。

 

初めてパニック発作になった日は、何が起きたのかわからなかった。

ベランダから飛び降りたい衝動を必死にこらえてた。

この高さ落ちたら死ぬってわかってるのに。

 

「死にたくない」って思った。

手にしてたスマホから、自殺相談ホットラインに電話した。

でも検索でヒットした3か所は、まさかの受付時間外で。

 

スマホを操作してるあいだも、ベランダの柵を飛び越えたい衝動は消えなくて。

呼吸困難で部屋の中にも入れなくて。

 

仕方なく、家から近い順に精神病院に電話した。

でも次々「予約がないとだめ」と断られてしまう。

 

4件目に電話したのが、今通ってる精神病院。

最初は断られたけど、もう息も絶え絶え喋ってたせいか、

「かなり良くない状態なんですよね?・・・30分以内に来てもらえたら診れます」

と言ってくれた。

 

この「30分以内」が良かったんだと思う。

頭の中が「早く行かなきゃ!」だけになったおかげで、着替えて5分で家を出れた。

 

 

精神病院のことも次回、書きたい。

今日も良い1日を。

鬱病の経過を振り返る③(2020年9~12月の社会復帰期間)

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Photo by Charisse Kenion on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

鬱病の1年間を振り返ってて、今日はラスト9〜12月を書こうと思う。

 

前回は、自宅療養の8月までを書いた。

lavandura.hatenablog.com

 

 

9月

・地元でボランティアに参加する

・帰宅後、疲労で3~4時間ダウン

 

10月

・人が怖くなる(対人恐怖症)

・1日中、不安な気持ち

 

11月

パニック発作が再発する

・朝、起きるのに2~3時間かかる

 

12月

・仕事中パニック発作を起こす

・帰宅後、ダウンせず家事ができる

 

 

<9~12月の総括>

社会復帰のために週2日ボランティア活動をはじめた。

さらに週2日、短時間の仕事をはじめた。

 

それまで自宅療養だったのが、9月から社会へ出て人と関わっていくことで鬱症状が悪化した。

克服したと思ってたパニック発作も再発した。

 

職場の人達はみんな良い人そうで、特に困ってることは無い。

(面倒くさい人には近寄らないようにしてるので、今のところ平気)

 

それなのに毎日「嫌なことが起きたらどうしよう」と、自分の作り出す不安で絶望的な気持ちになってる。


職場の人達に対して「今はまだ付き合いが浅いから良いけど、だんだん横暴になって、そのうち理不尽なことを言い出すんじゃないか?」と疑ってしまう。

 

対人恐怖症になり、見知らぬ人に対して、「いきなり私に怒鳴ってくるんじゃないか」という妄想が止まらない。

 

 

一方で、良かったこともある。

 

職場に慣れたみたいで、帰宅後ぐったりしなくなった。

12月中旬までは疲労困憊で帰宅途中コンビニすら寄れなかったのに。

 

 

以上、3回にわたり2021年を振り返ってみた。

 

次はどんな1年になるんだろう。

生きてるだけで、いっか。

 

今日も良い1日を。

鬱病の経過を振り返る②(2020年5~8月の自宅療養期間)

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Estée Janssens on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

昨日は鬱病の経過について書いたんだけど、みょうに気分が落ちたので、これからは楽しく書いてみたいと思う。

(楽しくできるかわかんないけど・・・)

lavandura.hatenablog.com

昨日の続きで5~8月を振り返ってみたい。

 

 

5月

・子供時代の嫌な記憶を思い出す

・あらゆる事柄に怒りがわく

 

6月

・やたら攻撃的な性格になる

・午後は起きて過ごせるようになる

 

7月

・映画や読書が頭に入ってくるようになる

・パニック症で電車に乗れる日と、乗れない日があった

 

8月

・動植物を見た時など、笑顔が戻った

・時々、どうしていいかわからず言葉を失う

 

 

<5~8月の総括>

この時期は、今までのアイデンティティが壊れて、自分が空っぽになった気がした。

何が正しくて、何が間違ってるかわからなくなった。

 

言葉が出てこない時もあって。

自分がおかしくなってしまったようで怖かった。

 

あと、外出先でよく貧血になった。

1月からの自宅療養で体力が落ちてた。

 

鬱病からくる倦怠感、頭痛、吐き気は7月には落ち着いた。

鬱症状は、2020年のなかでは8月が1番良い精神状態だったと思う。

 

 

 

9月以降、また社会と関わることで鬱症状は悪化していくんだけど、続きは次回また書きたい。

 

アイデンティティが壊れる前の自分は、幻想を求めてたと思う。

この世界も、他の人達も、正しくて完璧に見えてて。

人は、支え合って親切にするのが当たり前だと思ってた。

 

辛い思いをするのは、自分が駄目人間だからだと思ってた。

 

でも鬱病で世界観が変わった。

他人を陥れて、不幸をよろこぶ人がいるって知った。

 

この世界は理不尽で、みんな結構えげつない。

 

 

自分も他人も「しょーもない」って思ったら、人の思いやりに触れた時、嬉くなる。

当たり前のことじゃないって思うから。

 

今日も良い1日を。

鬱病の経過を振り返る①(2020年1~4月の自宅療養期間)

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Photo by Estée Janssens on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

2020年はパニック発作で人生が変わった年だった。

 

1年経ったこともあり、月ごとに振り返ってみたい。

 

 

1月

パニック発作で突然、出社できなくなった

・1月末で退職

 

2月

・自宅療養スタート

・不安で殆どベッドから出られない

 

3月

・2月よりも鬱症状が酷くなる

・カウンセリングへ通いはじめる

 

4月

・転職をあきめて失業保険受給

・ずっと自分を責めている

 

 

<1~4月の総括>

この時期のことはあまり覚えてない。

 

毎朝、起きた瞬間に「会社行きたくない」って思って、そのままパニック発作の予期不安状態になっていた。

 

「転職しなきゃ。でもまた同じようなパワハラに遭ったらどうしよう」ってゆう思考が1日中ループしてた。

 

4月になり、転職活動を延期したことで一旦、仕事の不安が頭から離れた。

この頃から、朝起きた時に「あ、もう会社行かなくていいのか・・・」と気が付くようになった。

 

 

こうやって書いてみて思ったけど、2019年の春頃から鬱病になってたと思う。

明らかに思考も言動もおかしくなってた。

なのに自分では気づいてなかった。

 

辞めて1年経った今も、会社の最寄り駅に近寄れない。

そんなに想い出したくない職場で、「自分さえ我慢すれば」とか「まだまだ自分の努力が足りない」って自分を追い詰めてた。

 

もし今、不安で苦しい人がいたら、誰かと話してほしいと思う。

本当に心が壊れてしまうと、「見捨てられるんじゃないか」みたいな被害妄想で、誰にも相談できなくなったりする。

 

どうして自分を苦しめるものに、しがみついてしまったのかな・・・

あの時は、なぜか、会社を辞めたら死んでしまう気がしてた。

おかしいよね。

 

具合悪くなるほど苦しかったら逃げよう。

今日も良い1日を。

もう、いい人だと思われたくない

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Photo by Arno Smit on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

初めてパニック発作を起こしてから約1年。

 

本当に色々なことがあった。

鬱病の経過について振り返りたいけど、その前に、1番変化したことを書きたい。

 

以前の自分は「いい人」だと思われたかった。

今は、周囲から「いい人」だと思われたって、良いことなんか何もないと思ってる。

性格がひねくれたけど、これが本当の自分だ。

 

なんで「いい人」だと思われたかったのかな・・・

・責められるのが怖い
・見放されたくない
・自分を受け入れてもらいたい(なんだったら気に入られたい)

 

だいたい、こんな感じだったと思う。

 

相手が喜びそうな意見しか言わなかった。

相手を怒らせるのが怖くて、言うべきことが言えなかった。

 

そうやって人にあわせてると、自分の発言に矛盾が生じていく。

八方美人。

 

仕事中毒で自分を犠牲にして働いた。

そこまでしてるのに感謝されない時は、面白くなかった。

逆に褒めてくれる人は、人に仕事を押し付けたり、利用するのに長けた人達だった。

 

私の場合は、自分に正直じゃなかったってことだ。

 

もしも、正直に行動した結果が「いい人」なら、その人は本当の意味で「いい人」なんだと思う。

そうゆう人は素晴らしいと思う。

 

でも私は、正直に行動したら、「いい人」とは程遠い。

 

今も嫌われることが怖い。

失望されることが怖い。

 

でも、もう、自分が暗黒大魔王だと思うことにしてる。

この世界も他人も自分も、しょーもないって思ってる。

 

それなら人の期待を裏切ってもいい。

ミスしてもいい。

嫌だと断ってもいい。

 

そうじゃないと苦しくて、もうやっていけない。

これがパニック症になって1年経った今の心境です・・・

 

やさぐれてるかな。

でも、もう、ひらきなおることにした。

相変わらず人が怖いけど、無理せず正直にいこう。

 

今日も良い1日を。

 

 

不幸の神様に嫌われたら

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Photo by Veri Ivanova on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

昨日、口角を上げると気持ちが切り替わる話を書いた。

lavandura.hatenablog.com

 

もうひとつ、口角とセットで心に留め置いてることがある。

「新ベスのブログ」のベスさんの言葉だ。

 

不幸の神が、『なんていじめがいがない人間だろう。ちっ!』

と舌打ちするくらい、いつも笑顔でいると、人生は変わる

 

「新ベスのブログ」でも掲載されてたので引用させてもらいたい。

gaia-shamballa.xyz

 

今つらい人たちに言わせてもらいます。

ベスにも昔から言っていたことですが

「不幸の神が喜ぶような嘆き悲しむことはするな」

「不幸の神が『なんていじめがいがない人間だろう。ちっ!』と舌打ちするくらい、いつも笑顔でいなさい」

 

嘆き悲しみ「なんて俺はついていないんだろう」っていうのは自分を呪っているのだから、良いことがあるわけがない。

いつも大事な時になると不幸やしがらみで動けない人ほど、実は自分が原因だったってことに気が付いてほしい。

 

自分に正直に、そして欲に対して無になりましょう。

つまり湧き上がる欲求は押さえない。

願いはかなう。

正直者が最後は勝つんです。

引用元:新ベスのブログ

 

 

思うに、去年の自分は「理不尽なことばっかり言われる、会社に行きたくない」って思いながら自分を呪ってたんだと思う。

それが叶って手術入院 → それでも嫌々会社にしがみつく → パニック発作で強制終了・・・となってしまった。

 

笑顔を作っても、作らなくても、起きる出来事は変わらない。

ただ、自分の気持ちが変わる。

そうすると人生が変わっていく。

 

ベスさんから、これを実践して人生が逆転成功した人達の実例をお聞きした時、希望がみえて嬉しかった。

自分も、そうなれたらいいなと思った。

 

今日も良い1日を。

1秒で気持ちが切り替わる、口角と音楽

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Photo by Ignacio Amenábar on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

今日は、最近気づいたことを書きたい。

 

「口角を上げるだけで視点が切り替わる」

 

何の目新しさもなくて地味だよね・・・

でも気に入ってる。

 

たとえばこんな感じだ。

 

近所を自転車で走ってた時、消防車と救急車のサイレンが聞こえた。

反射的に「火事かな、急患かな、暗いニュースばかりで嫌だなあ・・・」と思った。

 

そこで、ふと口角を上げる。

すると、ちょっと面白い。

 

笑った顔を作って自転車をこいでると、さっきと違う感想が浮かんでくる。

 

「日本って良い国だよな~。

何かあったら年末年始でも、消防車も救急車も警察も来てくれる。

治安の悪い国や、紛争地域だったら、こうはいかないよね。

お金を握らせないと警察が動いてくれなかったり。

電話して数十分以内に駆けつけてくれて、身分や所持金に関係なく助けてくれる国に住んでてありがたいや」

 

これは去年、twitterで話題になったGet Wild退勤」に似てるかもしれない。

疲れる場面、鬱鬱とする場面で、自分がアドレナリンが上がる曲を頭の中で流すと、なんだかドラマティックになって良い気分になる。

 

たとえば、こんなことがあった。

私は先日、仲の良い友達2人に

「(いくつかの社会問題について)twitterで拡散したり、動画作ってYouTubeにアップしたら面白そうじゃない?」

と提案した。

 

結果は見事に空振り。

「よくわかんないから他の人とやりなよ」と(笑)

 

帰り道、自転車をこぎながら

「10年来の友達なのに、つれない返事だったな~。自分の人徳の無さよ、へこむわ~」って寂しくなってた。

 

でも頭の中で米津玄師の「感電」を流したら、かっこ悪い自分が妙に気に入って「泥臭くて人徳の無い自分、最高」って思った。

 

アドレナリンってすごい。

(あと米津さん天才)

 

 

でも知ってるんだ。

本当に苦しくて悲しい時は、こんな簡単にいかないよね。

 

鬱病の克服と社会復帰を通して、いつか誰かの心が軽くなるような方法を発見できたらいいのに。

 

今日も良い1日を。