9後日談 〜職場トラブル⑦

f:id:lavandura:20201019161244j:plain

Photo by Hiroko Yoshii on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

さて、先日の職場トラブルについて、後日談を書きたい。

 

あの威圧的な講師とは、今も、たまに顔をあわせる。

私がアシスタントを降りたことについては、お互い、一切、何も話してない。

挨拶だけしてる。

 

講師は、しょっちゅう生徒の課題を失くすみたいで、

「おかしい、なんでないの!?」と、

他の先生や事務員さんを巻き込んで大騒ぎしてる。

 

アシスタントを辞退して本当に良かった。

 

もうひとつ。

講師は、あんなに責任者の悪口を言ってたのに。

 

いざ責任者と話す時は声がカン高くなって、ものすごい笑顔で

「いえいえいえいえ、いいんですよ~、このくらい何てことありません」

って媚びるタイプだった。

 

板挟みになる前に逃げて良かった。

 

 

・・・私は少し変わったと思う。

 

以前の私だったら、威圧的な講師と揉めた後、迷惑をかけてしまったと自分を責め、萎縮してた。

 

例えばだけど「私の力不足でアシスタントが務まらず申し訳ありませんでした」とか、詫びに行ってただろう。

 

この先、陰で悪口を言われたり、何か悪い事態に発展する気がして、関係修復に必死になってたはずだ。

 

でも今は、隣で講師が雑談してても

「私も皆の輪の中に入らなきゃ!」と思わない。

面倒くさい人間も、挨拶するだけの距離なら怖くないんだと、やっと学んだ。

 

責任者に対しても、以前の私だったら

「責任者のくせに、受講生に対してそんないい加減な姿勢でいいの!?」

と完璧を求め、批判的な気持ちを抱いてたかもしれない。

 

でも今は、「上司がおおらかだと、仕事がしやすくて、ありがたいな」と思ってる。

必要な報告連絡相談さえしておけば、自分の裁量でやらせてもらえる。

やりがいがある。

 

まだ気持ちが安定しなくて、向精神薬に頼ることもあるけど、短い時間でも働けるようになったことは大きな一歩だと思ってる。

 

今日も良い1日を。

よく板挟みになる~職場トラブル⑥

f:id:lavandura:20200928213912j:plain

Photo by Francesco Gallarotti on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

昨日、初めて威圧的な人に言い返した話を書いた。

lavandura.hatenablog.com

 

その後、出張から戻った責任者に、私のポジションを再確認した。

先週の取り決めは、私の勘違いじゃなかった。

やっぱり私は別教室の担当になってた。

 

でも威圧的な講師は、まだ私がアシスタントだと思ってる。

課題採点も教室準備も、誰にも引き継ぎされてなかった。

 

そのことを尋ねると、責任者は

「まだ〇〇先生に何も話してないのよ〜、でもほっといていいわよ」

と、あっけらかんと言い放った。

 

・・・その答えは予想してなかった。

 

私が責任者に

「〇〇先生、かなりお怒りでした」

と伝えたら、

「え!?なんで!?」と驚いてた。

 

今後の課題採点と教室準備について、引き継ぎ先を確認したら

「あ~、ほっといていいわよ。〇〇先生、いつも遅刻するから、受講生たちも慣れてるし」

と責任者は言った。

 

「あ~、ほっといていいわよ」って、責任者の口癖なんだろうか?

講師は、責任者がいい加減だと散々悪口を言ってた。

まるっきり講師の思い込みじゃないのかもしれない。

 

講師と責任者は、元々噛み合ってなかったのだろう。

そこへ私がやってきて、板挟みになってるようだ。

私はよく板挟みになる。

言い換えると、面倒を押し付けられることが多い。

 

でも、物わかりの良いフリをするのはやめよう。

出来ない時、困った時は、正直にそう言うって決めた。

 

責任者に、講師と話してもらうようお願いしたら

「もう今後は〇〇先生に関わらなくていいわよ。もし何かあったら、私を通して。間に入るから」

と言ってくれた。

 

また次も同じトラブルが繰り返されたら、もう無理だから辞めよう。

次に出勤するまで、ちょっと不安だけど、良い人に見られようとするのはやめる。

 

今日も良い1日を。

人生初、威圧的な人に言い返した~職場トラブル⑤

f:id:lavandura:20201019162704j:plain

Photo by Attentie Attentie on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

昨日、とうとう威圧的な人と向き合わざるを得なくなった。

lavandura.hatenablog.com

 

今までの人生で、理不尽に怒られることが何度もあった。

 

そうゆう時はいつも、

「はい、はい、すみません、申し訳ありません」と謝るだけだった。

 

相手の話に整合性がなくても、もう思考停止で、

「怒らせてしまった、どうしよう、私が悪いんだ、ごめんなさい、ごめんなさい・・・」と萎縮してた。

 

でも昨日は腹が立って、ロボットのように

「先生、私も状況がわからないんです」

「今から教室の準備をします」

「全部は無理ですが、課題を採点します」

と、短い言葉を繰り返した。

 

人の言葉尻をとらえては説教する講師なので、もちろんそれで話は終わらず、

「私は、あなたの経歴を、〇〇で△△だって聞いてるのよ!でも先週、あなた〇〇研修を受けてないって言ったでしょ!△△研修は受けてるの!?」とヒートアップした。

 

私は、

「研修は一切、知りません、受けてません」

「教室準備に取り掛りたいです」

と、感情の無い声で繰り返した。

 

自分でも初めて聞く声だった。

威圧的な人に対しては、自分に非がなくても「すみません」と謝ってしまう性格だったので、こんな展開は初めてだった。

 

最終的に講師は「課題を採点してないなら、今日の講座内容を少し変更して対処します。教室準備と、2級受講者の課題を優先して採点をお願いします」と言った。

私は「承知しました」と言って電話を切り、それらの作業を終えた。

 

講師は、昨日も遅刻してきた。

もし私が教室準備をしなければ、鍵がかかったままの教室の前で、受講生が突っ立ってただろう。

そして、遅刻してきた講師が、採点されてない課題を見つけて慌てただろう。

だから講師に電話確認したことは後悔してない。

 

でも2度と関わりたくないと思った。

踏みにじる人、粗末に扱う人、尊重しない人、支配する人は、もうゴメンだ。

 

今日も良い1日を。

威圧的な人からは逃げられない?~職場トラブル④

f:id:lavandura:20201019163101j:plain

Photo by Milad B. Fakurian on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

先週ボランティア先で、威圧的な人のアシスタントを断った話を書いた。

lavandura.hatenablog.com

 

が、今日また困ったことがおきた。

私がアシスタントを辞退するにあたり、引継ぎを頼んでいたのに、私の机の引き出しから未採点の課題が丸ごとでてきたのだ。

 

あと2時間で講座が始まるのに、どうしよう。

誰かが今から採点するのかな?

ボランティア先の責任者は、「課題採点と教室設営ね、わかった。別のスタッフに頼むからいいわよ~」と、たしかに言ってたのに。

 

当の責任者は出張中で連絡がつかない。

教室設営も、誰も頼まれていないと言う。

 

周囲の人に聞いてみたら、私がアシスタントから外れたことも誰も知らなくて。

責任者は出張中だから、講師に電話確認するしかないと言われた。

 

私のボールじゃないってことは、わかってた。

今、この件でボールを持ってるのは責任者だ。

もしかしたら連携済みで、ボールが講師に渡されている可能性もある。

これから講師が課題採点と教室設営を対応する予定なのかもしれない。

 

でも状況がわからなかったので、選択肢を天秤にかけた。

①知らんぷりする
②講師に電話して状況確認する

 

何かしら行き違いがあって、講師に情報共有されてなかったら、今日の講座に支障をきたす・・・

 

私は②を選択して、

 「今日の講座準備や、課題採点について、責任者から何かお聞きになってますか?」

と講師に電話した。

 

・・・結論から言うと、ここから30分、講師は電話で怒り狂った。

次のようにまくし立て、私が口を開くタイミングがやってこない。

「採点やってないんですか?誰かに『やらなくていい』って言われたの!?」

「あなた今日何時に出勤したの?今まで何やってたの!?」

「あなたの話によっては、私、この講座の講師を辞退しますよ」

 

どんどん論点がずれていき、枝葉の話が続く。

「だいたい、この講座を設立する時だって、講座が始める2か月前から私が何度も確認を入れたのに、方針やテキストが決まったのは1週間前で、講座名の看板も作ってくれないから私が自分で講座の横断幕を作って、お給料は最初忘れられてて3か月未払いで・・・」

 

講座の開始時間は、どんどん迫ってくる。

私が講師の言葉をさえぎって

「先生は、今日は何時頃、教室へお見えになりますか?」と聞くと、

 

「私の契約は16時から18時です!ここは片付けの時間の残業代も出ないんだから!私の契約は講座授業なんです。準備や採点は私の仕事じゃありません。8月に講座の告知プリントが配布された時、講師に私の名前が書かれてて、そこには『他アシスタント1名』って書かれてるんです。それなのに◇%#&▼〇■・・・」

 

もうだめだ、話にならない。

私は初めて、怒ってる人に「何言ってんだこいつ」と思った。

 

今までだったら、相手が怒ると

「どうしよう、私のせいで大変なことになってしまった!」

と頭が真っ白になってたのに。

 

今日も良い1日を。

正当化について、シャンバラ理論

f:id:lavandura:20200928212846j:plain

Photo by Justin Young on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

最近、私は「正義中毒」や「正当化」で嫌な思いをしないために、どうしたらいいか考えていた。

 

ふと「シャンバラなら、なんて言うかな?」と思い、「新ベスのブログ」を検索したら、2018年6月の質疑応答にヒントが書かれていた。

下記、引用させていただきたい。

gaia-shamballa.xyz

 

Q. (一部抜粋)

人と話す時に、意見が違うことはままあります。私は出来るだけ違う意見や考えも聞く、聞けるように心がけていますが、時に「自分こそ正しい」と譲らない方もいますし、私の方こそ正当性がある、とどう考えても思う時もあります。

その「正しい、正しさ、正当性」というのは、客観的にみれば人それぞれの価値観に寄る非常にバイアスがあるものだと感じるのですが、人はその正しさ、これは正しい、絶対だ、という感覚をどのようにとらえて(反応)しているのでしょうか?

 

A. (一部抜粋)

まず、正しさより謙虚さを中心においてください。つまり話をするうちに「もしかしたら自分の考えは間違っているかも」という感じを受けたら素直に認めることです。

相手をねじ伏せようとすると、とかく自分のプライドだけで話をして、人の話を聞かない。やがては平行線で、議論が喧嘩になってしまう。

坂本龍馬がなぜ魅力的って、そんな自分の意見も言えるし、人のすごさを認めるところでしょう。だからペリーも気に入ったし信頼できたのです。もちろん間違いを認められなければ、なぜそう思うのか話す必要もあります。たどたどしい会話でいいのです。そこに学びがあれば誰だって耳を傾けます。それが正当性です。

 

また2番目の質問では、次のように回答している。

A. (一部抜粋)

アンドロメダでは意見をごり押しする人には「君が万人の尺度ではない」といいます。知っている尺度が少ないからごり押しをするのです。これは明らかに勉強不足。そんな人間と話をしても学びにならないのでしない方がいい。満足している限り何も学ぼうとはしないでしょう。もっと価値ある人間と付き合うことをお勧めします。

引用元:新ベスのブログ

 

読んで1番印象的だったのは

「君が万人の尺度ではない」という言葉だ。

 

まず私自身が、狭い了見を相手に押し付けないよう、気をつけようと思った。

そしてシャンバラの上記アドバイスに従い、相手をねじ伏せるのではなく、謙虚に話してみたいと思う。

 

それでも相手が意見をゴリ押ししてきたら、そんな正当化人間とは、距離を置くことにする。

まだまだ威圧的な人が怖いけど。

 

今日も良い1日を。

今まで小さな嘘を重ねて迎合してた

f:id:lavandura:20200928213524j:plain

Photo by bady abbas on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

ボランティア活動で、1度は辞める決心をしたものの、無事に続投できることになった。

 

今までの人生で、嫌なことを「やりたくない」と言えたのは初めてだった。

威圧的な人が相手だと、特に何も言えなくなってしまい、体を壊すまで無理してた。

 

私は、「辞めたい」なんて言ったら、酷い目に遭うと思い込んでいた。

 

でも。

 

てっきり怒られると思ってたのに、ボランティア先の責任者は、私の話に共感してくれた。

私がSOSをだして相談させてもらった人達も、誰も私を責めなかった。

 

過去に私を操作した人は、私がどんなに誠実に話しても、難クセつけて文句を言い、私の話を聞き入れてくれなかった。

私が事実を並べて伝えても、子供みたいなことを言い張って、こちらを崩してきた。

 

なので今回、初めて断れたことと、それを聞き入れてもらえたことに、とても戸惑っている。

 

私は今まで、相手の顔色をうかがって忖度ばかりしてた気がする。

 

たとえばインドにハマってる人と話した時、「私もインド好きなんです!」と言ってた。

インドが好きっていうのは、嘘じゃない。

カレーもナンも好き、アユールヴェーダも興味がある、いつかガンジス川の源流へ行ってみたい・・・

 

だけど正直、私の好きな国ランキングでは、40位以降になると思う。

「私も!」と強調するほどではない。

 

そこにはいつも、相手に気に入られたいという「媚び」があった。

 

昨日、アニメ「銀魂」の話になって、熱狂的な真選組ファンに好きなキャラを聞かれた。

私は最初、「沖田」と答えようとした。

 

そこで、初めて認識した。

私は、真選組メンバーの沖田って言えば、相手が喜ぶと考えてた。

今まで無意識だった。

 

銀魂の沖田が好きなのは本当だ。

でも好きなキャラを問われれば、お登勢さんや、松平片栗虎や、さっちゃんが好きで、沖田は20番目くらいになる。

 

思えばいつも、嘘にならない範囲で、相手の気に入りそうな答えを選んでた。

  

そんなことに気がついた。

今日も良い1日を。 

意を決して「辞めます」と電話した~職場トラブル③

f:id:lavandura:20200928213646j:plain

Photo by Christoph Krichenbauer on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

さて、ボランティア先の人間関係が不安で、新しい仕事を初日で辞めようと決めた。

lavandura.hatenablog.com

 

でもボランティア先の責任者へ電話するのが怖い。

断ったら、とてつもなく悪いことが起きる気がする。

 

どうして怖いんだろう? 

自分の気持ちを書き出してみた。

 

・呆れられるのではないか?

・迷惑がられるのが怖い

・責められるのが怖い

・講師とうまくやれない自分に非があるんじゃないか?

・命令口調を聞き流せない自分が情けない

・自分の努力が足りないのではないか?

 

だいたい、こんな感じだ。

 

今までだったら、断るのが怖くて、我慢して仕事を続けたと思う。

こんなふうに自分に言い聞かせながら。

「とりあえず3月末の更新まで頑張ってみようかな、週2回なんだから」

「そのくらいの努力を厭う自分は、駄目人間だ」

 

でも今はパニック発作が再発して、自分では、どうにもならないところまで来ている。

断るのは、清水の舞台から飛び降りるような気持ちだった。

 

話が逸れるけど、「清水の舞台から飛び降りる」の語源は江戸時代の清水観音信仰らしい。

「助かれば願いが叶う」と信じられていて、その生存率は約85.4%だったとか。

文字通り、これから酷い災厄が自分に降りかかると恐怖しながら電話した。


なるべく責任者の時間を奪わなくて済むよう、

「実は今回のボランティアを辞退したくて、お電話しました」

と、すぐに用件を伝えた。

 

責任者に

「どうしたの?何があったの?」と聞かれ、

 

「今回はアンマッチだったと思ってます。申し訳ないけど、自分には務まらない」

と、ざっくり話した。

 

責任者は

「これから仕事を覚えて行けば大丈夫よ、心配しすぎじゃない?」

と言った。

 

そこで腹をくくって、正直に話した。

自分が講座に入らせてもらった時、事前に説明が無くて何をしていいかわからなかったこと。

親切に助け船を出してくれた受講生が、自分のせいで叱られてしまったこと。

 

そして

「私には、〇〇先生のアシスタントは無理です」と、断った。

 

すると責任者は、予想もしなかったことを言いだした。

「そんな状況だったら、誰だって無理よ。あなたのせいじゃないわ」

と、私の言い分を、わかってくれたのだ。

 

そして

「もう〇〇先生のアシスタントはやらなくていいから、代わりに、別の教室に入ってみない?」

と、私が希望してたポジションを提案してくれた。

 

嬉しいというより、困惑して、思考がまとまらない・・・

 

そういえば、私は今まで、「やりたくない」と言えたことが無かった。

聞き入れてもらえたのは、初めての経験だ。

 

今日も良い1日を。