働く子供達と搾取工場とカゴメの英断

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Photo by Larm Rmah on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

今日はこどもの日。

 

初めて子供の労働を見たのはフィリピンだった。

小さな船で10~13歳くらいの男の子が忙しく働いてた。

 

最初は、船頭のオジサンの息子だと思ってた。

でもオジサンは船のモーターを操作するだけで、あとは男の子を怒鳴ってばかり。

 

親子じゃないとわかり、男の子にそっとチップを渡した。

炎天下、汗だくの男の子が気の毒で。

すると男の子は、即座にオジサンに全額を届けてしまった。

 

偉そうに怒鳴ってるオジサンには渡したくなかったのに。

でも彼らのルールがあるのだと思った。

船頭のオジサンも痩せ細ってた。

 

島では、平日も週末も関係なく、ただ茂みに座ってる大人や子供がいた。

後日ガイドから、仕事にありつける子供は幸運なのだと聞いた。

 

初めてホームレスの子供を見たのはベルギーだった。

EU本部がある華やかな観光都市なのに、衝撃だった。

 

2月の寒空、隣に小さな子供。

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周辺ではジプシーの子供達が歌いながら観光客を取り囲み、リュックから金目のものを抜き取る事件が多発してた。

 

書いてて胸が痛い。

何かがおかしい。

 

日本も戦前は子供が働いてた。

前金と引き換えに製糸工場へ引き渡された娘たちが、結核や衰弱で死ぬほど過酷な労働環境で働いた。

 

その生糸輸出が日本の近代化を支えた。

国力が弱いと、子供達が労働力として搾取されてしまう。

 

ひとつ、嬉しかったニュースがある。 

www.jiji.com

 

ウイグルの強制労働の恩恵を受けていると指摘されてる日本企業(ユニクロ無印良品など)が沈黙する中、

 

カゴメ株式会社はウイグル産トマトの使用停止を決めた。

 

私はカゴメという企業が好きになった。

この声が大きくなったら、他の日本企業も追随してくれるかもしれない。

 

世界中の子供が安心して暮らせる世界でありますように。

1歩づつ。

 

今日も良い1日を。