マイルールを押しつける人が怖い

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Photo by SOON SANTOS on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

 

ずっと観たかったイベントへ行ってきた。

初めてだったので嬉しくて、帰宅後Twitterで関連コメントをみた。

運営スタッフの熱い思いや裏話を読み、さらに観客の応援コメントや感想を楽しく読んでいた。

 

その中で、グッズ販売について

「値段が高すぎる」

「ファンに頼りすぎ、ファンへの感謝がない」

と運営批判してるツイートがあった。

ハッシュタグをつけて繰り返し文句を言ってるので、嫌でも目に入ってくる。

 

そのうち、その批判ツイートに、間違いを指摘するコメントがついた。

「誤解されてるようですが、こうゆうオプションがついてます。私は、これだけのオプションがついてて、この値段なら満足です。高いと思うか安いと思うかは、人それぞれですが・・・」

といった内容で、丁寧な文章だった。

 

しかし、ここから喧嘩が勃発した。

 

批判ツイート主が、こう反論し始めた。

「高いと思うか安いと思うかは、人それぞれ?

だったらあなた、関係ないですよね?

そもそもあなたは、私のフォロワーでもない、私はあなたと初対面なんですよ?

なのに、なんでそんなこと言われなきゃいけないんですか?」

 

ここから、平行線のやり取りが続く。

 

指摘コメントをした側は、「気分を害させたなら申し訳ない」と終始丁寧に歩み寄る。

批判ツイート主は、言葉尻をとらえては、執拗に攻撃していく。

一見、正論に聞こえるので、読んでいて言葉に詰まる。

やたら人格攻撃が上手い。

 

この批判ツイート主、めちゃくちゃ怖いな・・・と思った。

こんな攻撃、どうしたら防げるんだろう?

そう思って、彼の過去ツイートをみた。

 

すると、サイコパスだと思ってたのに、私がフォローしてる著名人を数名、彼もフォローしてた。

私と似てる政治発言もあった。

「黒川検事長の逮捕を求めます」とか。

「上級国民の暴走事故に厳罰化を求めます」とか。

 

なんだろう、胸がザラザラする。

 

とあるインフルエンサーの、

「安い挑発にのるな」
「批判するのはいいけど、人格否定を混ぜるのはNG」

といったツイートに対して、

「本当にそこを履き違えると駄目ですよね!」

と同意するコメントをしていた。

 

うーん・・・なんだろう、この違和感。

自分は人格否定して攻撃してるのに?

 

さらに彼のツイートを辿った。

すると彼は、なんだかマイルールが多い。

 

とあるゲームにはまってるみたいで。

ゲーム内で友達申請が来たとき、挨拶がないと「常識が無い」と怒る。

また、挨拶が定型文のままだと「失礼だ」と怒る。

 

さらに、彼が気に入ってる作品の劇場版に、誰かが

「3D上映にしなくていい、普通に観たい」とツイートすると、

「文句言わないで作品を大切にしろ」と猛攻撃スイッチが入る。

 

だけど彼自身も、わりと運営批判が多い。

そこで、冒頭のイベントに関する、3か月前の運営批判ツイートを見つけた。

 

「コロナで中止するイベントの運営は信頼できるし、これからも一生ついて行こうと思う」

「推しが、ファンに『観に来てください』と呼びかけてるのを見て、神経を疑った。ファンをやめる」

「開催する側もどうかと思うが、観に行くファンもどうかと思う」

 

このような批判ツイートを繰り返していた。

なるほど。

彼は、3か月前から、このイベント自体を良く思ってなかった。

イベントへ行く人にも、悪感情があった。

 

目的が違うから、わかりあえなかったのか・・・。

 

彼は、批判されると「嫌ならミュートすればいい」と言う。

そして彼自身は、ハッシュタグをつけて執拗な批判ツイートを展開する。

彼も、嫌ならミュートすればいいのに。

矛盾だらけ。

自分が正義だと信じてる。

 

相手の目的が、わかりあうことじゃない時があるのか・・・

憂さ晴らし、支配、マウンティング。

 

 「自分は正しい、相手は間違ってる」

 

人は、自分が見たいようにしか、世界を見ないのかもしれない。

この世界では、あたりまえのことなのかもしれない。

でも私にとっては、腹落ちするのに時間がかかりそうだ。

 

今日も良い1日を。