鬱病が治る魔法の杖は無いのかもしれない

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Photo by Hu Chen on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

会社を辞めて半年たつけど、会社のことを考えると苦しくなる。

自分の思考が原因で、胸のあたりが本当に痛くなる現象は不思議だ。

 

でも心境は大きく変化した。

7月は、パニック発作の予期不安が1回も無かった。

悪夢で眠れない日も無かった。

 

あと許せないのは1人だけ、どうにも自分が許せなくて困ってる。

状況を見誤った自分が許せない。

 

 「たられば」を話しても仕方ないけど、もしも過去に戻り、正しい判断ができて、鬱病にならなかったら、あの会社で上手く立ち回れていたのか?

また次の会社で失敗するのが怖くて、「あの時どうしたら正解だったのか?」を考えずにいられない。

 

10年前、鬱病で一時期失踪してた研究員の友人に、どうやって立ち直ったのか聞いてみた。

彼はある日突然、出社しなくなり、マンションの荷物も引き払われていた。

失踪の原因は激務、過労による鬱病だった。

彼は数日旅行したのち実家へ帰り、自宅療養を経て、同じ会社に復帰して、今はその会社で出世している。

 

直球で「あの時は、どれくらい経って、鬱状態から元に戻った?いつ自分を許せるようになった?」と聞いてみた。

 

彼は、「1~2年のあいだは、頭のどこかに、自分が飛んだ事実があって、あの時どうすれば正解だったのか?って逡巡したよ。でも自分が許せない、とかは無かったな。失敗した原因は分析したけどね」と即答した。

 

自分も何年かは頭の隅に、この鉛みたいな感情を抱えながら働いて行くのかな。

 

このブログの目的は、自分を実験台にして、鬱病の解決策を探すことだった。

たとえば、感動する映画を観て人生が激変するようなことを期待していた。

でも魔法陣も心理学も、「これで鬱病が治った!」となる魔法の杖は、無いのかもしれない。 

 

思いのほか先が長くなりそうだ・・・

でも自分と闘わないって決めた。

 

今日も良い1日を。