沖縄の中学生達は、約1200人、戦死した。

 

アメリカ軍の銃は、威力が弱いから軍服すら貫通しない」

「沖縄は君たちの故郷だから、故郷を守る義務がある」

などと上官に言われ、純真で従順だった中学生達は、大人の兵士よりも先に突撃させられた。 


小さい体に10kgの爆弾を背負い戦車へ体当たりしたけど、ほとんどの子供が戦車まで辿りつけず、あっけなく射殺された。

実際に、祖母も目撃している。

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苛烈な訓練、上官による激しい暴力、食物も無い。

「死んだら靖国神社へ送ってやるから喜べ」と洗脳され、本土決戦までの〝時間稼ぎ〟で、命を使い捨てされた。

 

「真面目で純粋」というのは、良い言葉に聞こえる。

だけど、そのスタンスで生きてきて、東京の会社で自殺も考えるほど追いつめられた私は、こう思う。

権力者の言うことを盲目的に信じるのは危険だ。

何が「正解」か、自分で考える力がなければ、従わせられて踏みにじられる。

広く情報を集め、自分にとっての「正解」を更新していく力が必要だと思う。

 

今の日本社会は、その考える力を奪っている。

自分の気持とかけ離れてても、周囲と足並みを揃えて、制度に依存してしまう。

その歪みは、制度や誰かを裁くと一時的に解消するけど、根っこの怒りが消えないからキリがない。