去年は鬱病だと思わなかった
みなさん、こんにちは。
さて、最近「楽しい」という感情が戻ってきた。
今ならわかるけど、去年からずっと、病んでたと思う。
会社を辞めたいと思ったのは去年の春だった。
昨年の記憶は、ほとんど職場、それから手術入院した病院だ。
自然が好きで、ここ何年も、週末は海か山へでかけていた。
でも温泉に入っても、のどかな田舎道をドライブしてても、思い切って数日旅行しても、パワハラ上司があたまから消えなかった。
「いつか見に行こう」と思っていた神代桜を見に行っても、上司のことばかり思い出され、「せっかく見たかった桜なのに綺麗だと思えない、全然楽しくない・・・悔しい」と思った。
気がついたら「喜ぶ、嬉しい、楽しい、美味しい」という感情が無くなっていた。
「上司はおかしい、ありえない、間違ってる」って思うシチュエーションを、あたまの中で再現して、どんどん止まらなくなった。
秋になると眠れなくなり、過呼吸になった。
翌日に上司とミーティングがある日は、なぜか深夜3時過ぎると、死のうかと思った。
実際、パニック症を発症したのは、上司とのミーティング直前だった。
もっと早く精神科へ行けば良かった。
産業医にも受診を勧められていたけど、その時は、自分は正常だと思っていた。
なんともないのに、1回8千円~1万5千の受診料を払うのが惜しく、時間も惜しかった。
鬱病は、鬱になってからの期間が長いほど、回復に時間がかかるとカウンセリングで言われた。
もっと早く精神科へ行くか、会社を辞めれば良かったと思う反面、たぶん、それができない性格だから鬱病になった気がする。
去年の自分に声をかけることができるとしたら、「自分を知ろう」って言いたい。
仕事、昇進、成功、仲間、お金、自己実現、家族、旅行、ぜんぶ大切だと思ってたけど、優先順位がある。
この中には「不安だから、しがみついてる物」も混ざってる。
みんなに良く思われなくてもいい、自分にとって何が大切なのか?
そんなことを、過去の自分に言いたい。
先月、子供時代の記憶が戻ってから混乱して「アイデンティティが壊れた、心が空っぽになった」と表現したけど、きっと絶望したんだと思う。
絶望して、諦めてから、自分で自分を責めなくなった。
鬱病って、こんな流れで回復に向かうのが一般的なんだろうか?
不思議で仕方なくて、だから先が全く読めない。
来年の自分は、どんな毎日を過ごしてるだろうか?
今の私に、なんて言うだろうか。
まずは働けるようになりたい。
今日も良い1日を。