ただの日記、私の家族のこと
みなさん、こんにちは。
さて、今日は私の家族のことを書きたい。
今まで子供の頃の記憶が殆ど無かったけど、幾つか、想い出したから。
私の家では、蹴られてたのは猫だけじゃなかった。
まず父親。
父親は、長時間怒鳴って殴ったあと、「痛かったか?」と聞いてくる。
「痛い」と答えると、「てめぇが悪いからこうなってんだよ!まだわかんねぇのか、この馬鹿野郎!」と小突かれ、蹴られた。
いつも「大丈夫です」と言って、なんでもないフリをしなければいけなかった。
次に祖母。
実の息子なのに、しょっちゅう父と罵り合ってた。
母親のこともいびってて、母親の親が死んだ時に言ったのは「危篤ってわかった時に、お金おろしとけって言ったじゃないか!まったく愚図だね!」だった。
孫にも「意地汚い」「どうしようもない」「馬鹿」と、否定語が常だった。
それから母親。
父親が怒鳴る声と、母の悲鳴と、物を蹴倒す物音が聞こえ、一晩中眠れなかった。
「お父さんが正しい、逆らうとお母さんまで怒られる」
「お母さんは、あなた達のために耐えてるんだから、ちゃんとしてよ」
が口癖で、子供に罪悪感を植え付けて、言うことを聞かせた。
最後に、きょうだい。
全員揃って怒られることは無かった。
誰か1人がターゲットにされ、他の子供達は、父の「こいつ見てみろ、本当にダメな野郎だな、そう思うだろう?」という言葉に同意しなければいけなかった。
妹が、1人廊下で食事をとらされる時があった。
「どもり」が理由だった、どもるたびに父親に殴られる。
私は、廊下で痛そうに1人で泣いてる妹を見て「今日は自分じゃなくて良かった」と思った。
妹は泣きじゃくって食事どころじゃないのに、父親が来て、「食べてねーじゃねぇか」と、また殴る。
子供たちは分断されていた。
せめて「あのくそおやじ」と悪口を言い合えたら良かったのに。
惨めなのは自分だけじゃないって、共有できれば良かったのに。
これが私の家族。
ここまで書くのにとても疲れた。
子供時代の経験を書いていると、ぜんぶ自分が悪い気がしてくる。
「自分が駄目人間だから、こんな育ち方をした」という罪悪感と、劣等感がある。
だから、そのまま書いた。
書いてどうなるかわからないけど、今まで逃げてきたものを見たい。
今日も、良い1日を。