ただの日記、私の家族のこと

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Photo by Jonathan Borba on Unsplash

 

みなさん、こんにちは。

さて、今日は私の家族のことを書きたい。

今まで子供の頃の記憶が殆ど無かったけど、幾つか、想い出したから。

私の家では、蹴られてたのは猫だけじゃなかった。

 

まず父親。

父親は、長時間怒鳴って殴ったあと、「痛かったか?」と聞いてくる。

「痛い」と答えると、「てめぇが悪いからこうなってんだよ!まだわかんねぇのか、この馬鹿野郎!」と小突かれ、蹴られた。

いつも「大丈夫です」と言って、なんでもないフリをしなければいけなかった。

 

次に祖母。

実の息子なのに、しょっちゅう父と罵り合ってた。

母親のこともいびってて、母親の親が死んだ時に言ったのは「危篤ってわかった時に、お金おろしとけって言ったじゃないか!まったく愚図だね!」だった。

孫にも「意地汚い」「どうしようもない」「馬鹿」と、否定語が常だった。

 

それから母親。

父親が怒鳴る声と、母の悲鳴と、物を蹴倒す物音が聞こえ、一晩中眠れなかった。

「お父さんが正しい、逆らうとお母さんまで怒られる」

「お母さんは、あなた達のために耐えてるんだから、ちゃんとしてよ」

が口癖で、子供に罪悪感を植え付けて、言うことを聞かせた。

 

最後に、きょうだい。

全員揃って怒られることは無かった。

誰か1人がターゲットにされ、他の子供達は、父の「こいつ見てみろ、本当にダメな野郎だな、そう思うだろう?」という言葉に同意しなければいけなかった。

 

妹が、1人廊下で食事をとらされる時があった。

「どもり」が理由だった、どもるたびに父親に殴られる。

私は、廊下で痛そうに1人で泣いてる妹を見て「今日は自分じゃなくて良かった」と思った。

妹は泣きじゃくって食事どころじゃないのに、父親が来て、「食べてねーじゃねぇか」と、また殴る。

 

子供たちは分断されていた。

せめて「あのくそおやじ」と悪口を言い合えたら良かったのに。

惨めなのは自分だけじゃないって、共有できれば良かったのに。

 

これが私の家族。

ここまで書くのにとても疲れた。

子供時代の経験を書いていると、ぜんぶ自分が悪い気がしてくる。

「自分が駄目人間だから、こんな育ち方をした」という罪悪感と、劣等感がある。

だから、そのまま書いた。

書いてどうなるかわからないけど、今まで逃げてきたものを見たい。

 

今日も、良い1日を。